本日のインタビューはここまでにします。詳細は西部センク協会広報部へ。
HP | 69.0 + (2.39*lvl) |
DEF |
Trigger | Dialogue |
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人格獲得 | 本日のインタビューはここまでにします。詳細は西部センク協会広報部へ。 |
朝の挨拶 | 良い朝です。この時間は本来協会の朝の運動時間なので…詳細なインタビューは長い時間を要求しますし、可能なら運動後に。 |
昼の挨拶 | あなたは昼食を抜かれれるのですか。カリキュラムについての話が3時間14分経過した時点で、他の方々は皆食事を理由に席を立たれましたが…。 |
夕方の挨拶 | 夜は特に放送はしません。視聴者の多数が要求する事項ですが、個人の私生活を放送してどのような利益があるのか現在としては把握し難いです。 |
対話1 | 決闘の生放送のことですか。それは個人の広報を目的とするよりかは、決闘に使われる剣法と姿勢を多数の匿名に検討してもらうことが目的です。 匿名の人物が出す冷たい視線は客観化に役立ちます。 |
対話2 | 西部の協会といえども、センクは本質的に同じです。決闘を通じて相手を跪かせるか、処分する。それだけです。 |
対話3 | 生放送で舞い込む依頼の単価が高いということと、その便利さは否めません。 噂によると、南部では裏路地の雇用主を探すために巡察をすることもあるそうです。…ふむ、確かに非効率でしょう。 |
同期化後の対話1 | 目で追うのが難しいのは当然のことです。そうなるように鍛えていますので。 生放送のリプレイを視聴すれば、画面を止めながら姿勢を分析することができますのでお勧めいたします。 |
同期化後の対話2 | ウーフィの公証は確認された。決闘相手の同意も確認した。死を前に争うのか、それとも勝敗のための決闘なのか? 最後の返事を終えたら、すぐに剣を持とう。十分悩むように。 |
放置 | …あぁ、今時間ができました。残りのインタビューを進めたいと思います。センクデュエル教本110ページからでしたか? |
同期化進行 | お待ちを。今から決闘の様子をお見せします。インタビューはその後で。 |
人格編成 | 依頼か。 |
入場 | 日頃のように放送をオンにする。 |
戦闘中の人格選択 | 集中している。 |
攻撃開始 | アターキ。 |
敵混乱時 | もう一度。決闘は終わっていない。 |
混乱時 | ふむ。ローンプル。 |
敵討伐 | 良い決闘だった。 |
本人死亡 | 足りなかった…か。この敗北を…映像で見返せば…勉強に…。 |
選択肢成功 | このように解決すれば良いのです。視聴者の皆様。 |
選択肢失敗 | 視聴者の中に、これの解決方法を知る者は…。 |
戦闘勝利 | いつもと同じ日課でした。一瞬の危機、結果的な勝利。見どころが少なくなってしまった点は、匿名の視聴者にとっては多少残念なことでしょうけども。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 圧倒しました。私の従来の剣術よりも一層向上した技術を使えたと思います。視聴者の数が大幅に増加するでしょう。 |
戦闘敗北 | このような敗北は想定したことがありません。しかし、敗北の理由を保存済みの映像を観察して復習することができますので、悪い収穫ではないでしょう。 |
もう1歩素早く
INDIGO x 3
速度が最も高い味方1名がマッチ勝利時、次のターンにクイック1を得る(1ターンにつき最大2回)
アレ
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アレ
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フォント
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サリュー
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その質問に関する答弁は、センク協会の公式広報パンフレット 35ページに詳細に記載されています。
あぁ…はい…。
私が直接その内容を全て申し上げることはできますが、 貴殿が大切な時間を割いて進めているインタビューであるので、 外部から得られない情報を質問していただいた方が良いでしょう。
こういうときはただ簡単に答えてくれれば、 次の質問に移ると思うんだけどね。
インタビュアーは吐き出せなかった息を肺にぎっしりと溜め込んだまま、 何の罪もないマイクをぎゅっと握って曖昧な笑みを見せたんだ。
近くの、ううん…センク協会に興味がある人なら、結構知られている子供の こういうスタイルについてインタビュアーも 十分知っていて会ったと思ったんだけどね。
実際これほどまでとは思ってなかったみたい。
「いっそ放送用のコンセプトだったらよかったけど、 あの確信に満ちた目には一片の嘘も混じってないね。」
インタビュアーは手帳にそう書きながら… 一体どんな質問をすればまともな録画ができるのか頭を転がしたの。
ふむふむ。それなら次の質問に参ります。
ムルソーさんの場合、業務中に随時 個人放送を配信していらっしゃると聞いたのですが…。
うむ。事実です。
はい、私も編集された映像で度々見たことがあります。
可能なら生放送のリプレイを直接見ることをお勧めします。最近私の放送を編集して 掲示する映像を見てみると、誇張が入った部分や華美な効果によって 一番重要な動勢を確認しにくい―
あはは、そうなんですね!
…インタビュアーは北部でも片手に入るくらいに インタビュイーを煩わせる、俗に言えば口数の多い人として有名なんだ。
自分もそれを知ってて、多少悪い視線を向けられても良いインタビュー内容を 作ることができればそれで十分だと思う方ではあるけど…。
「私より酷い人は本当に初めて見るかもしれない…。」
ひょろひょろとした手帳の文字には、 深い憂いがいっぱい詰まっているように見えるね。
ふむふむ。とにかく、個人放送を始めるようになった 切っ掛けが気になりますね。
まあ、それは放送中にもたびたび答え―
この録画については!
……。
まだセンクをよくご存じ無い方や、ムルソーさんを 知らない方が見るかもしれませんからね~あはは。
…そうですね。私の考えが至らず申し訳ございません。
子供は丁寧に頭を下げた後、ゆっくりと話を始めたんだ。
最初は、私の動勢を正確に指摘する匿名の人物を必要としていました。
どういうわけか…協会内部の人々は私に対して強い指摘を避けようとしました。
インタビュアーには理由が分かった気がしたけど、 その気持ちを表情には出さないまま、必死に笑顔でマイクを揺らしてたの。
予想通り、匿名の指摘は私の発展に大きく役立ちました。 しかし、その他の付随的な効果で…。
うむ、丁度良いですね。
子供の言葉が止まり、動いていった視線を追った先には…。
西部センク協会3課ムルソー。 こうして北部まで来るとは夢にも思わなかったな。
あ、あれ…何ですか?
ふむ。以前、放送にて北部に出張があると言うと、 多数の決闘申請が届いていました。
いっぺんに来てくれた方が効率的なので、そう約束をしたのですけれども ここまで収録が続くとは。
…私もここまで長引くとは思いませんでしたね。
録画は止めることをお勧めいたします。どの道、私の個人放送が オンになっていますので、確認が必要でしたらそちらをご覧ください。
あっ…。
おっしゃった通り、多数の視聴者のことを考えるに 多少残酷かもしれませんから。
その言葉を最後に、子供は剣を取り出して目の前にまっすぐ立てた。
ウーフィの公証は既に経ているものと把握しました。
ああ…死にたい気持ちはない。 剣が当たった方が敗北だとみなそうか。
良い判断です。では。
しばらくの沈黙、そして…。
風が吹いたのかと思った瞬間、全ての状況は終わっていたんだ。
5人が剣を持って立っていたけど、 彼らの武器は瞬く間に地面へ転がっていたし。
対決に挑んだ者たちの身体のあちこちからは、 真っ赤な血がぴゅうっと湧き上がっていたんだ。
最初の挑戦者の手首、2番目の挑戦者の太もも、3番目の挑戦者の胴体…。
全員がお互い違う部位の急所…そこから1cm離れた部分が広がってたんだよね。
西部のセンクが、1つの部位を執拗に狙う技法を 持っているとは聞きましたけど、これは一体…。
初めてご覧になった方は、動作に追いつくことは難しいかと思われます。 リプレイでは低速再生がサポートされていますので―
剣を拭きながらなにやら話す子供の声は、 もうインタビュアーには届いてなかったんだ。
もはやそうする必要を感じなかったという方が正しいかもね。
このインタビューは、ついさっきの場面を目に宿しただけで 絶対にものすごい記事が書けるということに気づいたから。